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「歯医者で麻酔だけ打って帰りますか?」——身体の痛みと根本治療の不思議な関係

  • 執筆者の写真: 中敷センター 仙台
    中敷センター 仙台
  • 4月22日
  • 読了時間: 4分

あなたは今まで、立っていられないほどの「虫歯の激痛」を経験したことはありますか?


私には、忘れられない記憶があります。

ある日突然、以前から放置していた虫歯が猛烈に痛み出しました。

痛くて痛くて、夜中なのに目が覚めてしまう。

会社には行ったものの、痛みで頭は真っ白。何も手につきません。


痛みに耐えきれず、冷水を口に含んで感覚を麻痺させるしかできない絶望的な数時間。

歯医者が開く時間を待って電話をすることが、その日の私の「最大のイベント」になっていました。


やっとの思いで診療時間を迎え、本来は大嫌いなはずの歯医者のイスに座った時、私の心にあったのは

「なんとかしてもらえる」という希望だけでした。


先生に状況を伝え、視診のあと、「先ずは麻酔をしますね」と言われました。

普段なら恐怖で手汗をかくところですが、その時は痛みのあまり、すんなりと受け入れました。


直後、麻酔が効き始め、あの狂おしい痛みがスーッと消えていったのです。

思わず「あー……」と、温泉にでも浸かったような声が漏れました。

先生に「うるさい(笑)」と笑われましたが、そんなことはお構いなし。

抜歯を覚悟していたのに、その必要はないと告げられ、心底安堵したのを覚えています。

治療が終わり、麻酔のおかげもありますが、痛みが消えたことで私は無事に「通常の日常」を取り戻すことができました。



さて、ここからが今日の本題です。

私はこの「虫歯の経験」を、お店に来てくださるお客様の「足や身体の痛み」に置き換えて考えることがあります。

お店には、長年足や膝、腰の痛みに悩んでいる方が多くいらっしゃいます。

そして、よくこんなお話を聞きます。

「毎日、痛み止めを飲んで仕事に行っている」

「塗り薬や湿布が手放せない」

「病院でブロック注射やヒアルロン酸注射を打ってもらっている」

このお話を聞くたびに、私はあの虫歯の激痛を思い出すのです。


もし、私のあの猛烈な歯の痛みにこれを当てはめたら、どうなるでしょうか?

痛いから痛み止めを飲む。それでも痛いから、歯医者に行って麻酔を打ってもらう。

そして、「あー、痛みが取れた! 先生、ありがとう! じゃあ帰ります!」と言って、治療もせずに帰宅する。


……これって、おかしくないですか?

せっかく歯医者に行って、麻酔まで打ってもらったのなら、痛くないうちに「根本的な治療」をして帰るのが将来のためですよね。

これには、誰もが賛成してくれるはずです。


しかし不思議なことに、「自分の身体(足や関節)」のことになると、

多くの方が「痛み止めや注射(麻酔)だけで帰ってくる」という選択をしてしまっているのです。

痛みが薬や注射でも抑えられなくなると、最終的には「手術」を勧められます。

これは歯医者で言えば、「痛みが限界だから、もう抜歯しましょう」と言われているのと同じです。

病院でレントゲンやMRIなどの検査もするでしょう。

でも、それはあくまで「今の状況を見ているだけ」であって、痛みの根本原因を「治療」しているわけではありません。

世の中には「健康」についての情報が溢れています。

WHO(世界保健機関)の立派な定義もありますが、なんだか遠すぎてピンときませんよね。

実は、私自身も「本当に健康な(身体の使い方が完璧な)お医者さん」に出会ったことがありません。


日々、多くの方の足と身体に向き合っている私が考える「本当の健康」とは、とてもシンプルです。


骨格と筋肉が、正常な位置(本来あるべきポジション)にあること。または、それに限りなく近い状態であること

痛いところを薬でごまかすのではなく、身体の土台である「骨格」を正しい位置に戻すこと。

虫歯の痛みを麻酔で散らすのではなく、しっかりと治療して本来の歯の機能を保つことと同じです。


もし今、あなたが痛み止めや注射でその場しのぎを繰り返しているのなら。

「自分は今、歯医者で麻酔だけ打って帰ろうとしていないか?」と、

少しだけ立ち止まって考えてみてください。


あなたの身体は、薬でごまかし続けるにはもったいない、大切な「一生の乗り物」なのですから。

 
 
 

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